こんにちは。やっす(@yassu_blog)です。
「働かずに、旅をしていても一生お金に困らない方法を教えます。しかも誰でも実践可能です。」と言われたとき皆さんはどう思いますか?
知りたい!と思うでしょうか。それとも詐欺に決まっていると思うでしょうか。
多くの人は後者かもしれませんね。
けれどそんな夢のような、はたまた詐欺のような話であるFIRE(早期リタイア術)を誰でもわかりやすくかつ、再現性高く書かれているのがこの本になります。
・早く今の仕事を辞めたいけど、お金が不安で辞められない。
・お金は貯めたいけど、旅行にもいきたい!
その他、お金に不安を持つすべての人が必ず読むべき一冊です。
FIREとは?
FIREとはFinancial Independence, Retire Earlyの略語で日本語では経済的自立早期退職つまり3,40代で仕事を辞める早期退職のことです。
日本では多くの人が老後の資金問題を不安に思う中、寿命はどんどん伸びていっており、それに伴って定年も遅くなる傾向にあります。
そんな世界で30代で仕事を辞めるなんて考えられないでしょう。
「そのようなことができるなんて石油王の子供に生まれない限りあり得ない!」と思っているのではないでしょうか。
ただ近年このFIREは多くの人が再現性高く実現することが可能であるとして注目を浴びています。
本書はここ数年話題になっているFIREの第一人者の著作であり、筆者がFIREをするに至った生い立ちから、FIREを実現する方法までが記載されています。
FIREする方法は?
本書ではFIREするために必要な方法・考え方がいくつか書かれています。
ただ一番の根幹となる考えはやはり投資でしょう。
投資と聞くと「ギャンブルと一緒じゃん。」「結局運が良かったからFIREできたんだ。」と思う人もいるかもしれませんが、それは完全な誤解です。
投資はやり方によってはギャンブルめいてしまうこともありますが、きちんと勉強して、考えて行えば安定的にお金を生み出してくれるものなのです。
この本で述べられている4%ルールを実行すると、95%以上の人が永久にお金を失わず生活できるとされています。
4%ルールの概要は、自分の資産の4%以内で1年間生活した場合、その資産が投資により4%のお金を生むため永久にお金が減らないというものです。
仮に1年の生活に400万円かかるとした場合、1億円の資産があると、その1億円が毎年400万円の資産を生み出すので、400万円使っても資産が減らないということです。
「いや、一億円も貯められないよ!」っていう人も大丈夫です。
ちゃんとこの本にはそのような人でもお金を貯める方法が記載されていますので、是非購入して確認してみて下さい。
FIREしたければ旅はできない?
「FIREするためにはお金を貯めるのが大事っていうのはわかった。でも旅行我慢するのは耐えられない。」という旅好きのあなた。
私も初めはそう思っていました。
ですが、なんとこの著者はむしろ旅をすることを勧めています。
この本の中では「地理的アービトラージ」と書かれていますが、簡単に言うと物価の安い国に行ってかかるお金を浮かそうっていうことです。
幸いなことに日本円は世界的に見ると(現在は)強い通貨です。
物価の安い国に行くことで、旅行もできてさらにお金も貯められるということです。
もちろんヨーロッパやアメリカのような物価の高い国には行きにくいですが、それもFIREを達成するまでの我慢です。
物価の安い国で羽を伸ばしましょう。
ミリオネアになる方法は1つではない
この本で結局私が一番大切だなと感じたのは、結局自分の頭で考えてミリオネアになる方法を探すということです。
著者によるとミリオネアには大きく以下の3種類に分類できるということです。
・投資で極端に稼ぐ人
・貯金の割合が極端に多い人
そしてこの著者は一番再現性が高く、著者もその一人である3番目の貯金の割合を高くしてミリオネアになる方法をわかりやすく解説しています。
ただし、人それぞれ仕事や環境は違いますし、お金を貯める時期も違います。
もしかしたら今後米国株が下がるかもしれません。
そのため結局は読者が自分の頭で自分に合う方法を考えてミリオネアにならなくてはいけないと感じました。
ただ、それでも一般の人でも30台で早期リタイアできるという事実とその手法を知るということだけでも十分価値のある内容です。
あとは読者が自分で考えて行動ができるかだと思います。
私は40歳までのFIREを目指して自分なりに考え、行動を始めました。
少しでも興味のある方はきっかけ作りとしてでも、是非手に取ってみて下さい。
さいごに
この本の中で一番心に残った文章が次の一文です。
人生とはベッドの下にずっと隠れて、リスクを取らないことが大切なのではありません。人生とは思い切って飛び立ちながら、万が一のためにパラシュートを用意しておくことが大切なのです。
是非皆さんもこの一冊を手に取り、私と一緒に飛び立つ準備を始めましょう!
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